
(左から)田城郁県連副代表、福田昭夫県連代表、海江田万里代表、大畠章宏幹事長
民主党栃木県連の福田昭夫県連代表と田城郁同副代表は7月2日午前、党本部に海江田万里代表と大畠章宏幹事長を訪ね、栃木県連として「安倍内閣による憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認を断固許さない決議」を、1日に開いた栃木県連緊急幹事会で満場一致で採決した旨報告した。
福田県連代表は「今回の閣議決定は、戦後最大の暴挙だ」と安倍内閣を痛烈に批判した。
また、憲法解釈の変更については、「根拠がきわめて乏しく、さらに国民不在、国会軽視、さらには国務大臣等の憲法尊重擁護義務を定める憲法99条違反だ」と指摘。
民主党は党綱領で『専守防衛を原則とし国を守り、国際社会の平和と繁栄に貢献することを目指す』と定めている。
福田県連代表はこの綱領の視点から、「今回の憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認に反対し、挙党一致の行動を提起していただきたい」と海江田代表と大畠幹事長に要請した。
街頭演説に立った福田昭夫県連代表は「今回の閣議決定は、戦後最大の暴挙だ」と閣議決定を強行した安倍内閣を非難。「憲法解釈の変更は、根拠がきわめて乏しく、さらに国民不在、国会軽視、さらには国務大臣等の憲法尊重擁護義務を定める憲法99条違反だ」と強く批判した。
街頭演説に参加した県連役員も道行く人たちにチラシを配布し、国民無視を続ける安倍総理への抗議を訴えた。
その後、福田昭夫県連代表、田城郁副代表は民主党本部において海江田万里代表および大畠章宏幹事長へ、昨日栃木県連で採択した「憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認を断固許さない決議」を提出。
今回の閣議決定には多くの国民から反対の声が上がっており、そうした国民の声に真摯に応え、党綱領に示す専守防衛を踏まえた挙党一致の行動を提起するよう要請した。

街頭演説を行う県連役員

街頭演説を行う県連役員

栃木県へ要望書の提出 (左から)斉藤孝明県議、鈴木誠一副知事、佐藤栄県議、駒場昭夫宇都宮市議

宇都宮市へ要望書の提出(左から)桜井鉄也行政経営部長、真壁英敏宇都宮市議、駒場昭夫宇都宮市議、小平美智雄宇都宮市議、斉藤孝明県議
6月16日の夕方および17日の昼頃から夕方にかけて、栃木県内において大気が非常に不安定になり、県央部を中心に激しい雷雨に見舞われた。
宇都宮市においては、1時間あたりの最大雨量74ミリメートル、2日間の総雨量179ミリメートルを観測する記録的な豪雨となり、宇都宮市各地で浸水被害や土砂災害が発生。一部地域では避難勧告が発令される事態となった。
6月20日、民主党栃木県連および、県議会会派の民主党・無所属クラブ(代表:佐藤栄)、宇都宮市議会会派の市民連合(代表:真壁英敏)は、これら深刻な事態の対策のため、緊急現地調査を行った。
16日夜に宇都宮市塙田の八幡山公園東側の斜面で発生した土砂崩れは、幅18m、長さ7mにもおよび、流出した土砂で空き家が全壊した。
発生時には、10世帯28名が避難したが、現在は9世帯26名を対象に一部解除された。しかし、2世帯4名については、今なお避難勧告が継続されており、避難所から市営住宅へ入居した。この斜面は、今月19日に擁壁工事が着工される予定であった。
また、八幡山公園内の散策路がある斜面3ヵ所においても、それぞれ幅6?8m、長さ15mにわたって崩れ、宇都宮市は18日以降、付近の立ち入りを禁止して応急処置を施している。
宇都宮市の担当者からは、「宇都宮市は16日間降雨が続いている。被害の拡大を防ぐよう対策は行っているが、地盤が緩く予断を許さない状況」と厳しい表情を見せた。
頻繁に発生しているゲリラ豪雨への対処対策として、同日、民主党栃木県連および、県議会会派の民主党・無所属クラブ、宇都宮市議会会派の市民連合は、県と宇都宮市へ「豪雨による被害への対応に関する緊急要望書」を提出。
今回の豪雨災害による住民への影響を最小限に抑え、さらなる防災・減災体制の強化を求めるために強く要望した。
参加メンバー:佐藤栄県議、斉藤孝明県議、工藤正志宇都宮市議、今井恭男宇都宮市議、真壁英敏宇都宮市議、駒場昭夫宇都宮市議、山本正人宇都宮市議、小平美智雄宇都宮市議、田城郁参議院議員(秘書)

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察