9月30日、宇都宮市長選挙に立候補を予定している金子とおる氏(民進党栃木県連推薦)は、宇都宮市内にて後援会事務所開きを開催した。
呼びかけ人代表としてあいさつに立った柏倉祐司1区総支部長は「11月に行われる宇都宮市長選でLRT計画に白黒をつける」と断言。「皆さんのお力もお貸しいただき、私たちの手で何としてもLRTを止める」と強調した。
激励に駆け付けた福田昭夫県連代表は、幾度となく住民投票を否決し、市民合意を得ないままLRT計画を進めている市政に対し「宇都宮市政には民主主義がない」と批判。「今回の選挙で皆さんの意思を強く示してほしい」と求め、「LRT計画中止に向けて、私たちも一致結束し全力を尽くす」と挨拶した。
また田城郁県連副代表は、LRT計画の中止を訴える多くの市民団体から構成された『LRTの中止を求める会』の代表に就任したことを報告。「LRT計画には、多くの市民から疑問の声があがっている。LRT計画は一旦中止し、民意を問うべき」と述べた。
金子とおる候補予定者は、事務所開きにあたり感謝の意を伝えた後「LRTよりも教育、医療、福祉の充実が優先。市民の意見を取り入れ、公共交通ネットワークを考え直す」とし、「市民の意見が入る、市民が幸せになる市政を目指して活動していく」と決意を述べた。
11月13日告示、20日投開票で行われる宇都宮市長選挙に、民進党推薦で立候補予定の金子 達氏が9月13日、県庁記者クラブにて政策記者会見を行った。
金子氏は「今回の選挙は、LRT導入の是非を問う実質的な住民投票にあたる重要な選挙」とLRT導入計画の中止を最大の公約とすることを発表。
また「LRTよりも教育、医療、福祉の充実を図ることで、生き生きとした活気あふれる人にやさしい宇都宮市にしたい」と訴え、日本一の地域包括ケアシステムの構築や若者の就学支援などの実現にも意欲をみせた。
9月5日、民進党栃木県連は緊急幹事会を開催し、本年11月に行われる宇都宮市長選挙(11月13日告示、20日投開票)において、医師の金子達氏(58歳・新人)を推薦候補予定者とすることを決定した。
幹事会後行った記者会見で冒頭、福田昭夫県連代表は「市長選に向けて、大変期待のできる候補者を擁立できた。今回の選挙でLRT事業に決着をつけるため、県連として全力を挙げて取り組む」と力を込めた。
県連と連携し、宇都宮市長選への候補者擁立を行ってきた柏倉祐司1区総支部長は「人選に大変苦労したが、LRT問題はもちろん、医療、子育て、介護と多岐にわたり論戦できる素晴らしい候補者」と紹介した。
民進党から推薦候補予定者として決定を受けた金子氏は「LRT事業をはじめ、市民の声を無視することは非常に問題」と市政の在り方について言及。「宇都宮市を変えていかなければならない。人にやさしい、活気あふれる宇都宮市にしたい」と決意を語った。
■金子達(かねことおる)プロフィール■
昭和32年(1957年)12月11日生まれ
宇都宮市在住
星ヶ丘中学校・宇都宮高等学校・昭和大学医学部卒業
金子耳鼻咽喉科クリニック院長
「民進党栃木県連(代表:福田昭夫衆院議員)」ならびに県議会会派「民進党・無所属クラブ(代表:佐藤栄県議)」は8月29日、県庁にて「2016(平成28)年度9月補正予算及び政策推進に関する要望」を県知事に提出した。
今回は新規2項目を含め、19項目を要望。
要望書提出にあたり、佐藤代表は介護保険制度改正に伴う問題点について「介護費は全国でも最低額の24.5万円。要介護認定率については、15.6%と下位から5番目。介護は重要な問題であるので早急に要因を分析してほしい」と言及。また、指定廃棄物最終処分場問題やLRT整備に触れ、国や宇都宮市に対して見直しを行うよう強く求めた。
9月12日、これらの要望について福田富一知事より回答を受けた。
知事は冒頭「一般会計補正額は223億円余、補正後の予算総額は8405億円余となる見込み」と示し、「国の経済対策に積極的に対応するとともに、県民生活にかかわる緊要な課題に適切に対処することとして編成した」と述べた。
回答後に行った記者会見で佐藤代表は「課題が残った回答であり、内容がかみ合っていない」と指摘。また加藤政調会長も「プラスとして受け止められたものが少ない。来年度予算編成に向けて、会派として課題を提起した内容」と批判し、「今回の回答を受け、9月議会において追究していく」と述べた。
3月27日、民主党に多くの仲間が合流し、民進党を結党したことを受け、民進党栃木県連は4月3日、宇都宮市内にて47都道府県連初となる『民進党栃木県総支部連合会 結党大会』を開催し、参加した約250名の代議員とともに新たなスタートを切った。
この大会を開催するにあたり、『結党大会準備会』が設置され、各種協議が行われてきたことを田城郁結党大会準備会委員長が大会の冒頭、報告した。そして「自由、共生、未来への責任の旗を高く掲げ、力強く国民とともに進む」との結党宣言と福田昭夫衆議院議員の新代表就任が満場一致で採択された。
新代表としてあいさつに立った福田昭夫県連代表は、民進党栃木県連の初代代表に選出されたことに謝意を表し、「今まで以上に身の引き締まる思い。国民とともに進む政党として全力を尽くしていく」と決意を述べた。
そして、安保法制、アベノミクス、TPPについて言及し「安倍暴走政権を止めなければ、平和主義、立憲主義、民主主義、経済や社会すべてが破壊されてしまう」と日本の将来を危惧した。
また、今夏の参議院選挙・栃木県選挙区において民進党推薦の田野辺隆男候補予定者を紹介した上で「日本を立て直すためには、国民の皆さまと力を合わせ、心をひとつにして、何としても参議院議選挙で勝利を勝ち取る」と必勝を誓った。
当日は約20名のご来賓にお越しいただき、鈴木誠一栃木県副知事、見形和久塩谷町長、加藤剛連合栃木会長、業界団体の代表者の方々からご祝辞をいただいた。
その後、次第に沿い『活動報告』『活動計画』の提案に登壇した松井正一県連幹事長は、「本日より『民進党栃木県総支部連合会』として新たな一歩を踏み出した。私たちは改革政党として安倍政権に立ち向かう」と力強く述べ、「参議院選挙、衆議院選挙すべてに勝利するための党活動および強靭な組織づくりに邁進する」と表明した。
政権交代への足がかりとなる参議院選挙、安倍暴走政権を止める重要な衆議院選挙の勝利を誓った『国政選挙に勝利する特別決議』が提案、承認されたのち、田野辺隆男候補予定者(参議院議員選挙・栃木県選挙区)、田城郁候補予定者(参議院議員選挙・比例代表)、柏倉祐司候補予定者(衆議院栃木1区)、福田昭夫候補予定者(衆議院栃木2区)、藤岡隆雄候補予定者(衆議院栃木4区)それぞれが決意表明を行った。
田野辺隆男候補予定者は「今の安倍政権は国民が主役ではない」と非難し、「参議院選挙で勝たなければ今の政治は変わらない。何としても勝利する」と決意を語った。
大会最後に民進党栃木県連の新たな出発と国政選挙必勝に向けた『頑張ろう三唱』を参加した代議員(党員・サポーター)とともに行い、幕を閉めた。
結党大会終了後、本部来賓として蓮舫民進党代表代行をお招きし『-2016夏 再挑戦- 民進党栃木県連躍進のつどい』を開催した。約500名の参加者を前に記念講演を行った蓮舫代表代行は、安倍政権に対し「経済政策を間違えたなら退陣が筋だ」と示し、アベノミクスが失敗に終りGDPがマイナス成長だったことを指摘した。そして「私たち民進党は、国民のための政治を行っていく。そのためにも、まずは夏の参議院選挙に必ず勝利する」と誓い、衆参候補予定者からも参加者へあらためて選挙支援を強く訴えた。