参加する党員・サポーター

8月5日、埼玉県大宮市内にて民進党憲法調査会による「『憲法草の根集会in埼玉』-未来志向の憲法を国民とともに構想する-」が開催され、党員・サポーター約240名が参集。栃木県連からも16名が参加した。

憲法のあり方を議論する上で、国会議員の議論以上に主権者であり、最終的に改定の可否を判断する国民の間での議論が欠かせない。民進党は、党員・サポーターの皆さまから意見をいただく場として、全国11ブロックで『憲法草の根集会』の開催を予定しており、当集会は第1回目として北関東ブロック・埼玉県にて行った。

冒頭、開催地である埼玉県連代表の大野元裕参議院議員があいさつに立ち「民進党は護憲政党ではなく、皆さまの意見を丁寧に聞き、国民とともに発展していく。そのためにも今回この草の根集会を開催した」と開催の趣旨を述べた。また「例え首相といえども上から押さえつけるのは、国民のための憲法ではない」と安倍政権を批判。「国民不在の憲法から、国民のための憲法となるキックオフの場として、今日は皆さまから様々な意見をいただきたい」と述べた。

次第に沿い、『憲法調査会の基調報告』として憲法調査会会長を務める枝野幸男衆議院議員から『憲法の現状とわが党の考え方』が報告された。

枝野衆議院議員は、安倍政権が安保法制や共謀罪など、国民や野党の反対の声を無視し数の暴挙で強行採決を行ったことに対し「安倍政権のもとで自由、立憲主義が壊されている。数の力で押し切ることは議会制民主主義の崩壊に進む」と批判。また、安倍首相の9条改憲案に触れ「自衛隊を憲法に明記すれば、海外の紛争に武力をもって介入することを追認することになる。専守防衛のための自衛隊から明らかに変質する」と問題視した。

そして党綱領では『自由、民主主義、立憲主義の破壊と断固戦う』と明記されていることを挙げ「綱領に基づき、幅広く国民の皆さまに訴え、民主主義を守る」と表明。憲法調査会では、時代の変化に対応した必要な条文の改定について議論を重ね、1. 知る権利、2. 衆議院解散権の制約、3. 国と地方のあり方の3分野で議論が進んでいると報告した。

参加者からは「安倍首相が出す改憲案に危機感を持っている」、「知る権利や環境権、LGBTに関して具体的に取り組んでほしい」、「国会議員の解職請求権を設けるべき」といった様々な意見が出された。

参加者田城郁副代表、松井正一県議、平木ちさこ県議、阿部和子日光市議、早川貴光佐野市議、山本幸治幹事、菊地久二会計監査(以上、県連役員)、栃木県連所属党員・サポーター9名

あいさつに立つ大野元裕参議院議員

基調報告をする枝野幸男衆議院議員

質問をする菊地久二会計監査

あいさつをする平木ちさこ県議会議員

7月23日、日光市内において「民進党栃木県日光市支部 設立総会」が開催され、75名の党員・サポーターが参加した。

民進党栃木県連は、6つの総支部と民進党栃木県鹿沼市支部(支部長:松井正一県議)および民進党栃木県第1行政区支部(支部長:斉藤孝明県議)の2つの行政区支部で構成されている。

今回、さらなる強固な組織基盤の確立と地域活動の拡大を目指し、平木ちさこ県議を支部長とし「民進党栃木県日光市支部」の設立に至った。

冒頭、設立発起人としてあいさつをした平木ちさこ県議は、「安保法制、共謀罪が成立したときに、このままでは日本は戦争になるのではないかと恐怖を覚えた」と振り返り、「子どもたちの未来のためにも立ち上がる決意をした」と支部設立を決断した思いを語った。

また「民進党の綱領は、差別のない社会を作ることが根幹にある。差別なく助け合いながら生きていく民進党の思想を日光においても広めていきたい」と述べた。

そして、混迷を続けている民進党への現況について『疾風に勁(けい)草(そう)を知る』という中国のことわざを用い「逆境ある中で党の原点に立ち返り、行動を起こし活動をしていくことが重要。そのためにも日光市支部の設立にご賛同いただきたい」と強く呼びかけた。

民進党栃木県連代表としてあいさつをした福田昭夫衆議院議員は「もう一度国民の皆さまの信頼を得て政権を取り戻したい」と強く訴えた。そして安倍政権の政治姿勢に触れ「これまで秘密特定保護法や安保法制、共謀罪などの設立を強行したが、森友、加計問題が出てきて国民の見方が変わった」と指摘。その上で「国民の信頼を取り戻すことは容易なことではなく、民進党への期待もされていない。しかし、国民の負託を得る政党に生まれ変わる。日光市をはじめ栃木県から変えていく」と力強く述べた。

あいさつをする福田昭夫県連代表

設立総会には、来賓として連合栃木なんたい地域協議会の阿久津真吾議長が出席するとともに栃木県連役員と地方自治体議員もかけつけ、設立を祝った。

審議事項として設立宣言、規約、役員選任、2017年活動計画が提案され、満場の拍手で承認された。設立総会の最後には参加者とともに頑張ろう三唱を行い、幕を閉めた。

なお、設立総会の前段に記念上映会として「『知事抹殺』の真実」を上映した。映画を観た参加者からは「権力と戦うことは大変なこと。国策捜査と報道の恐ろしさがよくわかった」と感想を述べた。

 

参加者した県連役員、ならびに地方自治体議員:福田昭夫衆議院議員、小林守元衆議院議員、田城郁前参議院議員、松井正一県議会議員、船山幸雄県議会議員、平木ちさこ県議会議員、加藤優日光市議会議員、青田兆史日光市議会議員、阿部和子日光市議会議員、大貫毅鹿沼市議会議員、島田一衛鹿沼市議会議員、篠原操塩谷町議会議員、山本正乃埼玉県議会議員

総会に参加する党員・サポーター

参加者全員による頑張ろう三唱

 法務大臣すら具体的な内容について説明できない「共謀罪」が、安倍独裁政権によって国民を置き去りのまま強行採決された。 
 同時に、多くの国民が真相解明を望み、野党が追及を強めていた「加計学園問題」についても、「森友学園問題」に続き、安倍政権は真相の隠ぺいに躍起になり、追及から逃げるため今国会を閉じた。

 これらの民意を無視した強引な国会運営に強く抗議するため、多くの政党、団体が宇都宮市内で街頭宣伝活動を約1時間にわたり行った。 
 栃木県連からは、福田昭夫代表、松井正一幹事長、平木ちさこ県議、大武真一栃木市議、大貫毅鹿沼市議が参加した。

安倍政権の危うい実態を力説する福田代表

(左から)松井幹事長、平木県議、大貫市議、大武市議

 民進党栃木県連男女共同参画委員会は5月13日、男女差別やセクシャルハラスメントの社会問題を題材とした映画「スタンドアップ」の上映会を宇都宮市内で開催した。 
 男女共同参画の啓発活動の一環で企画した当上映会に約60名が参加し、約2時間の映画鑑賞のあと、意見交換を行った。

 この映画は、1980年代のアメリカを舞台に、夫のDVや男社会の職場で横行する壮絶なセクシャルハラスメント(性的いやがらせ)を受ける一人の女性が、人間の尊厳を守るため立ち上がり、世界初のセクシャルハラスメント訴訟で勝訴するまでの葛藤と奮闘が描かれた実話である。

 上映後の意見交換で、参加者から「現在の日本でもまだまだ男女差別が根強く残っている」、「(男女の役割として)暗黙のルールがある」との実態が示された。 
 今後については、「性別を超えた尊重できる社会の構築が必要」、「一人ひとりの意識改革が求められる」などの意見が出された。 
 また、「創造力を働かせ政治の場にも活かさなければならない」、「(映画の背景で)だれも何も語ろうとしない状況は、現在審議中の『共謀罪』が引き起こす状況そのものだ」など、政治の場にも言及した。

 平木ちさこ県議(男女共同参画委員長)は、「それぞれの現場でセクハラ、パワハラ問題に向き合い、この映画のヒロイン同様、一人ひとりが立ち上がり、一つの動きを少しずつ加速させ、問題解決につなげよう」と締めくくった。


出席した県連役員および自治体議員 
福田昭夫衆議院議員、田城郁前参議院議員、平木ちさこ県議会議員、松井正一県議会議員、大貫毅鹿沼市議会議員、
青田兆史日光市議会議員、山田美也子県議会議員、青木美智子小山市議会議員