海江田万里民主党代表は2日、本県を訪れ、特養老人ホームの視察や党員・サポーターとの対話集会、さらには県連役員、連合栃木役員との意見交換を行った。
民主党が再び国民の皆様の期待に応じられる政党に再生するため、海江田代表は地方行脚を開始。第1弾として今回の訪問となった。
本県選出の県連代表・谷博之参議院議員、県連常任顧問・簗瀬進前参議院議員らの案内で最初に向かったのは宇都宮市内の「特別養護老人ホーム高砂荘」。
当施設理事長と事務局長の案内で施設内を見学し、途中、介護用の様々な設備や道具を実際に操作するなどした。
その後、スタッフや入居者、ご家族らと車座で行った意見交換では、「入居してしばらくは寂しい思いをしていたが、今は多くの仲間に囲まれ毎日が楽しい(入居者)」、「つらい、きついといった声があるが現場は楽しく充実している。ぜひ政治の世界からもこのことを発信していただきたい(スタッフ)」、「これだけ親切、丁寧に接していただけるスタッフの方々の待遇面を充実してあげて欲しい(入居者家族)」等、多くの意見が出された。
【特養老人ホームの視察風景】
視察後、海江田代表は宇都宮市内のホテルで『党員・サポーター対話集会』に出席。
海江田代表は、「(衆院選の)敗因の一つは、党のまとまりの欠くバラバラ感だ。心一つになれる綱領を24日の党大会で示したい。その後は参院選にまっしぐらだ」と強調した。
参加者からは、「無党派層や若い人の支持をどう獲得するか、労組と協力すべきだ」「地方議員がいないと国政選挙は戦えない」「老練な政治家を育てないと官僚に翻弄されてしまう」との声が上がった。
海江田代表は「民主党の立て直しには地方議員の方々が大切。国会議員がいなくなった総支部ではその議員を中心に総支部を運営していただいて民主党の再生をはかっていかなければならない」と述べた。
対話集会には党員ら100人以上が参加した。
【党員・サポーター対話集会風景】
会場を移して行われた『県連役員との意見交換会』で谷県連代表は、「この難局な中、皆が心一つにして、どう民主党を再生していくのかがポイントである。連合をはじめとする協力組織の強化・民主党支持者の再結集、無党派層や他の政党に切り込み、このような戦いの中で中央と一緒になって党の再生を図っていきたい」と決意を述べた。
海江田代表は「今回の参議院選挙に勝つことが徹底的重要課題であり、この栃木の選挙区を死守しなければならない」と次期参院選の重要性を訴えた。
1月23日(水)、民主党栃木県連は、指定廃棄物最終処分場の候補地に選定された矢板市塩田にて現地視察および意見交換を行った。
谷博之県連代表は意見交換の冒頭、「今後、どんなことで力を合わせていけるか真剣に考え、取り組んでいく」とあいさつ。
建設反対を訴える住民約50名の中から、候補地選定の基準や方法の開示、特措法の内容の見直し、さらには風評被害による若者の流出を懸念する声などがあがった。
谷代表は、出された多くの意見を受けて、政府主導で進められた今回の選定方法を反省しているとした。
また、「思いを是非共有したい。問題が多いことを認識したので、今後、県連としても協議を進める」と述べた。
参加した県連役員:谷博之参院議員、福田昭夫衆院議員、田城郁参院議員、斉藤孝明県議会議員、中村久信矢板市議会議員、大貫毅鹿沼市議会議員、隅内正美上三川町議会議員