5月24日、民主党栃木県鹿沼市支部(支部長:松井正一県議)は鹿沼市内において、「民主党栃木県鹿沼市支部講演会」を開催した。
民主党の政策内容や現在、日本が直面する課題について多くの方に知っていただくことを目的に企画された当講演会に、約100名の党員、サポーターが出席。
2つの講演を通じ、問題意識の共有や民主党の信頼回復に向けた今後の取り組みを双方で確認した。
最初の講演は、徳永エリ参議院議員(北海道選出)を講師に「安倍政権における農政の本当のねらい」と題し行われた。
遠路駆けつけてくれた徳永議員は、北海道内で毎週末、農家やJAを訪問し国の農政問題について勉強会を開催していることを紹介。
また、現在の政府与党の農業政策について「JAや農業委員会等を解体する方向に進んでいる」と指摘。そのうえで、「全国の農家を守るのは民主党の農業政策にほかならない」と民主党が掲げる戸別補償制度の必要性を力強く訴えた。
続いて、「我が国の大きな課題と考えられる対応策」をテーマに、福田昭夫衆議院議員(県連代表)の講演が行われた。
福田衆院議員は、将来推計人口、国税の負担割合、所得税率等、今後の推移を具体的に示した上で、日本が遠くない将来に人口減少による深刻な問題が多くの分野に波及することを示唆した。
このような社会現象を乗り切るためには「財政健全化を図りながら、経済と財政の調和をとることが必要だ」と力説した。
2つの講演終了後、参加者からは農家を切り捨てる現政権の方策に憤る声や、民主党の再生に向けた取り組みが未だ不十分であるとの声、さらにはもう一度民主党を中心とした二大政党制の実現を求める声など、多数あがった。
松井支部長は、終了後の会見で「大変有意義な講演会となった。対話することでしか得られない貴重な意見を党運営に必ず反映し、民主党再生をここ鹿沼から実現する」と語った。
【出席した民主党栃木県連役員】
福田昭夫衆議院議員(県連代表)、松井正一県議(県連幹事長)、大貫毅鹿沼市議(県連常任幹事)