出席する県連役員と代議員

民主党栃木県連は、3月23日(土)宇都宮市内にて「第17回定期大会」を開催した。
冒頭、簗瀬進常任顧問が民主党がスタートした1996年の最初の衆議院選の当選者数が54名(現在57名)だったことを引き合いにし「これは原点に返ったこと。いま一度政権交代を目指して踏ん張り直すことが、我々民主党の使命である。その使命を確認して、7月の参議院選挙、次期の統一地方選挙に向けて歩みを始めなければならない。皆さんの心を合わせ、力強いご支援をいただきながら、原点に戻る大会としてしっかりと充実した成果を見せたい」と開会にあたっての挨拶を述べた。

代表挨拶に立った谷博之代表は、衆議院選挙で大変厳しい結果になったにもかかわらず、ご臨席いただいた代議員、オブザーバー、ご来賓の方々の叱咤激励に感謝、御礼を述べた。そして、安倍政権の沖縄基地問題やTPP交渉参加、金融政策を力で推し進めようとしていることに言及したうえで、「民主党はともに力をあわせて共生の社会をつくろうというのが立党の精神で活動してきた。しかし今の自民党の政治は、強いものがさらに力をもって弱いものが犠牲になってしまう。国民の生活に直結する課題は我々民主党が追及していかなければならない」とした。
また、「7月の参議院選挙を民主党が国民にとって必要な政党であると立証するために、先頭に立って頑張っていきたい」と決意を述べた。
谷代表は「民主党は今崖っぷちである。しかし、苦しいときこそみんなで力を合わせれば必ず道が開ける。必ず明日への展望が開ける。明日に向かって希望と勇気の持てる輝かしい大会にしていきたい」と締めくくった。

当日は約30名のご来賓にお越しいただき、代表して青木義明連合栃木会長、佐藤順一副知事、佐藤信鹿沼市長、國井豊那須烏山市副市長、川添誠栃木市長代理、業界団体の代表者の方々からご祝辞をいただいた。

次第に沿い、活動報告・活動計画へと進行。登壇した松井正一幹事長は、政権与党として取り組んだ3年3カ月を振り返り、政党として民主党が力不足であったこと。そして、昨年12月の衆議院選挙での大敗。国民・県民の期待に応えられなかったことを深く陳謝した。「この結果を真摯に受け止め反省し、この経験を貴重な糧として県連一丸となって直面する諸課題に全力で臨むとともに、地道に確実に地域における日常活動に取り組んでいく」と決意を述べた。

また、今年は役員改選の年であり、落合誠記副幹事長より提案があり新役員体制が満場の拍手で承認された。
そして、参議院通常選挙での勝利に向けて、海江田代表のもと結束を固め邁進することを盛り込んだ『参議院選挙必勝決議』を福田昭夫新代表代行が提案し、了承された後、谷博之、簗瀬進、両候補予定者から参議院必勝に向けて力強い決意が述べられた。

大会最後に石森久嗣常任顧問から「民主党は今どん底にある。しかしあとは上がるばかり。民主党の希望の光を、私たちの思いを次の世代につなげていきたい。」と熱い思いが述べられ、参議院選挙必勝にむけ一致団結することを誓い『頑張ろう三唱』を行った。

あいさつに立つ谷博之代表

登壇する新役員

出席者全員での「頑張ろう三唱」