あいさつに立つ岡田克也代表

あいさつに立つ岡田克也代表

9月11日-12日にかけて、民主党本部にて「全国広報実務担当者会議・研修会」が開催され、全国から広報担当者約70名が参加した。

冒頭あいさつに立った岡田克也代表は国会情勢についてふれ、「政治に関心がなかった学生、主婦、若い人たちが自らの意志で集まり、国会を囲んで安保法制反対を訴えている。安保法制は来週が山場。野党が結束して臨んでいく」と強い意志を示した。そして「当時、民主党が実現した政策を国民にうまく伝えきれなかった。それを教訓に、広報戦略を見直さなければならない」と民主党のアピール力のなさが国民の信頼を失った一つの要因であったことを振り返った。「民主党を立て直すには、地方議員の倍増が重要事項。地方から行動を起こすためにも、今回の研修で研鑽を積んでほしい」と参加者へ訴えた。

その後、林久美子広報委員長より「党本部広報活動について」と題し、4年ぶりに党ウェブサイトがリニューアルされたことなど党本部広報委員会のこれまでの取り組みが報告された。

2日間にわたった研修会では、「メディア分析に見る生活者の欲求変化と今後の進路」、「参院選2013と衆院選挙2014で得たネット活用方法」、「統一自治体選議席増を実現した選挙対策・広報戦略」、「候補者・議員PRに有効なSNS戦略」、「ネットでの誹謗中傷・炎上対策」、「ネット動画づくりのワンランクアップと小技」と題して専門家や自治体議員などからプレゼンテーションや報告を受けた。

研修会において「統一自治体選議席増を実現した選挙対策・広報戦略」と題し、栃木県連幹事長、松井正一県議会議員が統一選挙前は4名だった議席が、選挙後8名と倍増を実現した取り組みについて報告した。参加者からは、「県連組織を立て直す手段として大変参考になった」と様々な意見や質問があり、盛会に終了した。

講演する松井正一県連幹事長

講演する松井正一県連幹事長

講演に聞き入る参加者

講演に聞き入る参加者