記者会見を行う(左から)今井恭男副幹事長、柏倉祐司1区総支部長、金子達氏、福田昭夫代表、田城郁副代表、松井正一幹事長

決意を語る金子達氏

9月5日、民進党栃木県連は緊急幹事会を開催し、本年11月に行われる宇都宮市長選挙(11月13日告示、20日投開票)において、医師の金子達氏(58歳・新人)を推薦候補予定者とすることを決定した。

幹事会後行った記者会見で冒頭、福田昭夫県連代表は「市長選に向けて、大変期待のできる候補者を擁立できた。今回の選挙でLRT事業に決着をつけるため、県連として全力を挙げて取り組む」と力を込めた。
県連と連携し、宇都宮市長選への候補者擁立を行ってきた柏倉祐司1区総支部長は「人選に大変苦労したが、LRT問題はもちろん、医療、子育て、介護と多岐にわたり論戦できる素晴らしい候補者」と紹介した。

民進党から推薦候補予定者として決定を受けた金子氏は「LRT事業をはじめ、市民の声を無視することは非常に問題」と市政の在り方について言及。「宇都宮市を変えていかなければならない。人にやさしい、活気あふれる宇都宮市にしたい」と決意を語った。

■金子達(かねことおる)プロフィール■

昭和32年(1957年)12月11日生まれ
宇都宮市在住
星ヶ丘中学校・宇都宮高等学校・昭和大学医学部卒業
金子耳鼻咽喉科クリニック院長

知事に要望書を渡す県議団(左から、船山幸雄県議、平木ちさこ県議、加藤正一県議、斉藤孝明県議、佐藤栄県議、松井正一県議、中屋大県議、山田美也子県議)

「民進党栃木県連(代表:福田昭夫衆院議員)」ならびに県議会会派「民進党・無所属クラブ(代表:佐藤栄県議)」は8月29日、県庁にて「2016(平成28)年度9月補正予算及び政策推進に関する要望」を県知事に提出した。

今回は新規2項目を含め、19項目を要望。
要望書提出にあたり、佐藤代表は介護保険制度改正に伴う問題点について「介護費は全国でも最低額の24.5万円。要介護認定率については、15.6%と下位から5番目。介護は重要な問題であるので早急に要因を分析してほしい」と言及。また、指定廃棄物最終処分場問題やLRT整備に触れ、国や宇都宮市に対して見直しを行うよう強く求めた。

9月12日、これらの要望について福田富一知事より回答を受けた。
知事は冒頭「一般会計補正額は223億円余、補正後の予算総額は8405億円余となる見込み」と示し、「国の経済対策に積極的に対応するとともに、県民生活にかかわる緊要な課題に適切に対処することとして編成した」と述べた。

回答後に行った記者会見で佐藤代表は「課題が残った回答であり、内容がかみ合っていない」と指摘。また加藤政調会長も「プラスとして受け止められたものが少ない。来年度予算編成に向けて、会派として課題を提起した内容」と批判し、「今回の回答を受け、9月議会において追究していく」と述べた。

回答を受ける県議団(手前から、中屋大県議、山田美也子県議、松井正一県議、斉藤孝明県議、佐藤栄県議、加藤正一県議、平木ちさこ県議、船山幸雄県議)

 

記者会見を行う県議団

「2016(平成28)年度中間期における政策推進及び9月補正予算等に関する要望書に対する回答」   2016(平成28)年度中間期における政策推進及び9月補正予算等に関する要望書に対する回答

役員全員による頑張ろう三唱

船山幸雄組織委員長(県議会議員)

平木ちさこ男女共同参画委員長(県議会議員)

田城郁副代表(参議院議員)

(左から)柏倉祐司副代表(1区総支部長)、藤岡隆雄副代表(4区総支部長)

福田昭夫代表(衆議院議員)

斉藤孝明幹事長代理(県議会議員)

吉田晴信常任幹事(足利市議会議員)

松井正一幹事長(県議会議員)

参加した代議員

3月27日、民主党に多くの仲間が合流し、民進党を結党したことを受け、民進党栃木県連は4月3日、宇都宮市内にて47都道府県連初となる『民進党栃木県総支部連合会 結党大会』を開催し、参加した約250名の代議員とともに新たなスタートを切った。

この大会を開催するにあたり、『結党大会準備会』が設置され、各種協議が行われてきたことを田城郁結党大会準備会委員長が大会の冒頭、報告した。そして「自由、共生、未来への責任の旗を高く掲げ、力強く国民とともに進む」との結党宣言と福田昭夫衆議院議員の新代表就任が満場一致で採択された。

新代表としてあいさつに立った福田昭夫県連代表は、民進党栃木県連の初代代表に選出されたことに謝意を表し、「今まで以上に身の引き締まる思い。国民とともに進む政党として全力を尽くしていく」と決意を述べた。
そして、安保法制、アベノミクス、TPPについて言及し「安倍暴走政権を止めなければ、平和主義、立憲主義、民主主義、経済や社会すべてが破壊されてしまう」と日本の将来を危惧した。
また、今夏の参議院選挙・栃木県選挙区において民進党推薦の田野辺隆男候補予定者を紹介した上で「日本を立て直すためには、国民の皆さまと力を合わせ、心をひとつにして、何としても参議院議選挙で勝利を勝ち取る」と必勝を誓った。

当日は約20名のご来賓にお越しいただき、鈴木誠一栃木県副知事、見形和久塩谷町長、加藤剛連合栃木会長、業界団体の代表者の方々からご祝辞をいただいた。

その後、次第に沿い『活動報告』『活動計画』の提案に登壇した松井正一県連幹事長は、「本日より『民進党栃木県総支部連合会』として新たな一歩を踏み出した。私たちは改革政党として安倍政権に立ち向かう」と力強く述べ、「参議院選挙、衆議院選挙すべてに勝利するための党活動および強靭な組織づくりに邁進する」と表明した。

政権交代への足がかりとなる参議院選挙、安倍暴走政権を止める重要な衆議院選挙の勝利を誓った『国政選挙に勝利する特別決議』が提案、承認されたのち、田野辺隆男候補予定者(参議院議員選挙・栃木県選挙区)、田城郁候補予定者(参議院議員選挙・比例代表)、柏倉祐司候補予定者(衆議院栃木1区)、福田昭夫候補予定者(衆議院栃木2区)、藤岡隆雄候補予定者(衆議院栃木4区)それぞれが決意表明を行った。
田野辺隆男候補予定者は「今の安倍政権は国民が主役ではない」と非難し、「参議院選挙で勝たなければ今の政治は変わらない。何としても勝利する」と決意を語った。

大会最後に民進党栃木県連の新たな出発と国政選挙必勝に向けた『頑張ろう三唱』を参加した代議員(党員・サポーター)とともに行い、幕を閉めた。

結党大会終了後、本部来賓として蓮舫民進党代表代行をお招きし『-2016夏 再挑戦- 民進党栃木県連躍進のつどい』を開催した。約500名の参加者を前に記念講演を行った蓮舫代表代行は、安倍政権に対し「経済政策を間違えたなら退陣が筋だ」と示し、アベノミクスが失敗に終りGDPがマイナス成長だったことを指摘した。そして「私たち民進党は、国民のための政治を行っていく。そのためにも、まずは夏の参議院選挙に必ず勝利する」と誓い、衆参候補予定者からも参加者へあらためて選挙支援を強く訴えた。

佐藤栄副代表(県議会議員)

鈴木貢会計監査

加藤正一副幹事長(県議会議員)

今井恭男副幹事証(宇都宮市議会議員)

(左から)田野辺隆男氏、田城郁副代表、福田昭夫代表、柏倉祐司副代表、藤岡隆雄副代表

高田悦男副幹事長(那須烏山市議会議員)

蓮舫民進党代表代行(参議院議員)

蓮舫民進党代表代行(参議院議員)

(左から)柏倉祐司副代表、福田昭夫代表、蓮舫民進党代表代行、田野辺隆男氏、藤岡隆雄副代表

調印式に出席した関係者

調印式に出席した関係者

 3月25日、県内45の団体で構成される市民団体「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める栃木県民ネットワーク(以下、「県民ネットワーク」」が宇都宮市内で「参院選『統一候補』勝利のための共闘協定調印式」を開催した。

 今夏の参院選挙は自公政権の暴走にストップをかけるべく、全国で野党共闘の動きが加速している。
 本県においても、昨年末から『統一候補』の誕生を目指し、各政党・団体等が協議を進めてきたが、この度、県民ネットワークによる調整のもと、民主党、共産党、社民党、そして新社会党の4政党と県民ネットワークが民主党推薦候補予定者の田野辺隆男さんを『統一候補』とする準備が相整い、本日の調印式に至った。

 民主党を代表して出席した福田昭夫県連代表は、「田野辺さんの勝利を全員で勝ち取って安倍暴走政治をストップさせたい」と訴えた。

 田野辺隆男さんはベルギーで起きた悲惨なテロ事件を引き合いにし「武力を武力で制圧するのは間違っている。今、安倍政権は安保法制を使って日本国民をこれらの現場に送り込もうとしている」と糾弾した。
 共闘協定の内容に記載された安保法制の廃止と立憲主義、民主主義の回復を目指すことを力強く訴えたうえで、「次の世代につけを回してはいけない。皆様の力をお貸しください」と熱気あふれる会場内で約150名の参加者に支援を求めた。

調印式出席者

・県民ネットワーク     松木栄三共同代表
・   〃         伊藤直子共同代表
・   〃         太田うるおう共同代表
・「統一候補」        田野辺隆男さん
・民主党栃木県総支部連合会 福田昭夫代表
・日本共産党栃木県委員会  小林年治委員長
・社会民主党栃木県連合   松本昭一代表
・新社会党栃木県本部    柿沼久夫委員長

 

調印後、力強く握手する関係者8名

調印後、力強く握手する関係者8名

熱気にあふれた会場

熱気にあふれた会場

決意を語る田野辺隆男さん

決意を語る田野辺隆男さん

調印する関係者8名

調印する関係者8名

あいさつに立つ福田昭夫県連代表と参加した女性議員およびスクール生

あいさつに立つ福田昭夫県連代表と参加した女性議員およびスクール生

3月19日、宇都宮市内にて「女性のための政治スクール『修了式』」を開催した。
女性のための政治スクールは、民主党女性議員ネットワーク会議北関東ブロック(所属県連:栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県)の事業として本年1月より開始され、7名の女性議員が企画したイベント等にスクール生が参加し、研鑽を積んだ。

冒頭、あいさつに立った福田昭夫県連代表は「政治分野での男女共同参画は重要視されているが、日本では学校教育で政治を学ぶ時間が少ない。今夏の参議院選挙より18歳選挙権が実施されるが、学校教育でどこまで指導できるのか懸念される」と指摘。民主党が女性議員比率向上にむけ、クオータ制導入の実現を目指していることを紹介し、「本日ご参加いただいた皆さまには、先頭に立って活躍していただきたい」と述べた。

修了式に先立ち「女性への暴力について考える」と題し、認定NPO法人ウィメンズハウスとちぎ代表理事・中村明美さんが講演を行った。
中村代表理事は、内閣府が行った女性に対する暴力に関する調査において“20人に1人が配偶者から命にかかわる暴力を受けた”との調査報告を挙げ「女性であれば誰しもが被害者になることがある」と危惧した。DVが日常的な問題として少しずつ認知されてきているものの、大半が密室で起こるがゆえに表面化されない実態にふれ、「被害者は家庭内の問題と我慢せず、社会的問題の当事者であると認識し、必ず周囲に相談してほしい」と訴えた。
講演の中で『私の生(いのち)はわたしのもの』と題したDVDを視聴。幼少期に受けた虐待やDV、貧困などにより、性産業で働くことを余儀なくされた戦前から現代の女性たちが「売春防止法」の成立に向けて闘った姿を写真や映像で鑑賞した。

講演後に行われた修了式では、平木ちさこ県連男女共同参画委員長があいさつに立ち「女性議員を増やすためには、私たちが先頭に立って活動しなくていけない」と喚起したうえで「この政治スクールを機に、今後も研修会などを積極的に企画し、女性の政治参画を拡げる事業を行っていく」と奮起した。

今回参加したスクール生からは「この政治スクールを通じて、DVや貧困、雇用などの問題を抱えて苦しんでいる方が多くいることを知った。そして、そのことをもっと世の中に知ってもらうためには、情報共有が必要であると学んだ」と感想が寄せられた。

あいさつに立つ平木ちさこ県連男女共同参画委員長

あいさつに立つ平木ちさこ県連男女共同参画委員長

講演をする中村明美さん

講演をする中村明美さん