4月1日(水)、長妻昭民主党代表代行が、栃木県議会議員公認候補予定者の応援のため、栃木県を訪れ県内各地で応援演説等を行った。
10時にJR小山駅に降り立った長妻代表代行は、街頭演説会でマイクを握り、格差が拡がり続ける問題に言及。安倍首相との委員会での質疑応答を紹介したうえで、「安倍首相は格差に無頓着と言わざるを得ない。若い人たちが能力を発揮できる環境づくりが重要だ」と訴えた。
また、現在の国会情勢が、自民党一強により数の横暴が繰り返されていることに危機感を募らせ、「国政も県政も自民党だらけでいいのか」と問いかけ、間近に迫る統一地方選挙での支援を求めた。
さらには、「流れを変えるのが政治の責任」とし、「新しい風を吹かすことができるのは民主党公認候補予定者・中屋大さんしかいない」と激励した。
その後、高橋昇公認候補予定者と真岡市、船山幸雄公認候補予定者と高根沢町・さくら市でそれぞれ街頭演説を行い、同様に統一選挙での支援を訴えた。
なお、真岡市では、イチゴ栽培の視察も行った。
1月27日(火)、民主党栃木県連(福田昭夫代表)と民主党・無所属クラブ(佐藤栄代表)は、県庁・特別会議室にて連名による「2015(平成27)年度県当初予算及び政策推進に関する要望書」を福田富一栃木県知事に提出した。佐藤栄代表は、25項目からなる要望書のうち、(1)指定廃棄物最終処分場の問題、(2)県立病院の経営形態の在り方、(3)LRT整備に対する対応、の3項目について改めて説明した。これらの要望について、県は2月6日(金)、県庁・特別会議室で回答した。福田知事は「収支均衡予算の編成を基本としつつ、重点事項に積極的に取り組むとともに、各種施策を着実に推進するほか、防災・安全対策など当面する県政の重要課題にも的確に対応する」とした。これに対し佐藤栄代表は、予算要望については「要望に応じ丁寧に予算計上されている点は評価出来る」とした一方、政策要望に対しては「若干の差異があるので、今後、より具体的に要望とする」とした。また、『私学教育環境の充実』についての予算計上に対し謝辞を述べた。
<要望内容>
【具体的な要望事項】 | |
1.ブランド力強化と発信力強化について | 14.観光政策の推進について |
2.財政の健全化について | 15.新しい栃木の農業戦略について |
3.私学教育環境の充実について | 16.米価下落対策と国の農政改革を踏まえた対応ついて |
4.突発的自然災害への対応について | 17.社会資本整備の推進について |
5.指定廃棄物最終処分場の設置と除染対策について | 18.社会資本の長寿命化修繕計画の策定と維持管理予算の確保について |
6.未来につなぐエネルギー戦略の促進について | 19.LRT整備に対する対応について |
7.野生鳥獣害対策について | 20.総合スポーツゾーン整備について |
8.森林・林業・木材産業の振興について | 21.とちぎ教育振興ビジョンを踏まえた本県独自の少人数学級の推進について |
9.地域医療再生の取り組みについて | 22.児童・生徒指導の充実について |
10.県立病院の経営形態の在り方について | 23.平成34年の国体開催を見据えた競技力向上対策の推進について |
11.放課後児童クラブの充実について | 24.交通事故抑止対策について |
12.薬物乱用・危険ドラッグ防止対策について | 25.特殊詐欺対策について |
13.県制度融資の利用促進及び企業立地戦略の充実、創業支援の推進について |
<要望に対する回答>
2月4日、民主党栃木県連は「第1回統一地方選挙対策本部会議」を開催し、来る4月に行われる統一地方選挙の勝利に向け、戦略等について確認した。
また、会議終了後、県議会議員選挙に挑む公認候補予定者が記者会見を行った。
民意なきLRT導入を阻止する会(以下、阻止する会)(代表:上田憲一)は、11月13日、宇都宮市役所にて宇都宮市宛ての『公開質問状』を提出した。
8月21日に宇都宮市が発表した『LRTの検討状況について』の内容について、阻止する会が宇都宮市担当職員を招いての『検討状況についての説明会』を8月29日に開催。説明会において、役員から出た疑問点を取りまとめた内容が今回の『公開質問状』。
上田代表は、荒川辰雄宇都宮副市長に対し「説明会にて多くの疑問点が出た。これらについて詳細な回答をいただきたい」と要望。荒川副市長は「質問について丁寧に精査し、回答させていただく」として質問状を受け取った。
提出後、取材に対し上田代表は「私たちの質問状を真摯に受け止め、宇都宮市民にわかりやすく回答してほしい」と述べた。
また、阻止する会の活動として、「これから『LRT事業計画に断固反対する10万人署名』行い、市民合意を得ていないLRT事業計画について市民の思いを再度宇都宮市へ示していく」とした。
公開質問状の回答期限は11月25日(火)午後2時まで。
11月12日、民主党本部にて「全国男女共同参画担当者会議・新人女性候補者研修会」が開催された。都道府県連の男女共同参画担当者を対象に民主党がこれまで行ってきた子ども・男女共同参画の政策についての報告と、新人女性議員候補者に向けて選挙活動の取り組みについて確認した。
冒頭、あいさつに立った海江田万里代表は、党改革創生会議で議論し『男女共同参画の政党として生まれ変わること』が提言されたとして、それをふまえ、「女性候補者の立候補と当選する組織づくりに向けて取り組んできた」と述べた。
そして、安倍政権が解散・総選挙を行おうとしていることに対し「国民の生活を無視した、国民の生活を投げ捨てた解散だ」と批判。「安倍総理の無責任さを問い詰めていくとともに、女性国会議員全員の当選を本部として全面的にバックアップしていく」と語った。
次に、神本美恵子男女共同参画推進本部長より男女共同参画社会の実現に向け、海江田代表直轄の機関として『男女共同参画委員会』から『男女共同参画推進本部』へと変更されたことが報告され、「民主党が男女共同参画の政党として生まれ変わるキックオフの日。有意義な会議にしてほしい」と述べた。
男女共同参画推進本部副部長の辻元清美ネクスト内閣府特命大臣(新しい公共・社会的包摂・消費者及び食品安全・男女共同参画・子どもの貧困・自殺対策・NPO)からは『子ども・男女共同参画政策について』と題し、民主党が進めている『多様なライフスタイルの多様なニーズに応じたきめ細やかな支援』として、人の誕生から老後までの生活にそった支援、政策の詳細を説明。その上で、「アベノミクスは女性を苦しめている。一生女性が派遣として働かなくてはならないような派遣法改悪をしようとしている」と指摘し、「民主党はボトムアップで地域力を高め、女性個人が輝いて経済が成長していく社会を実現していく」と語った。
意見交換では参加者から、発達障がい者への就労支援や一人暮らしの貧困高齢者への支援について、法整備に取り組んでほしいと要望が出た。また栃木県連より参加した県議会議員選挙(日光市選挙区)へ立候補を予定している平木ちさこさんもフードバンク宇都宮の現況を報告し、「生活困窮者への支援を早急に対応してほしい」と要請した。
その後、新人女性議員に対し、枝野幸男幹事長より『今国会の取り組みについて』と馬淵澄夫選挙対策委員長より『選挙活動について』と題した講演があり、自身の選挙運動の取り組み方や、有権者へのアピール方法等、経験に基づく話がされ、女性議員候補者たちは内容に聞き入った。
研修会後は、新宿駅西口に移動し街頭活動を行い、女性候補者たちは男女共同参画本部の取り組みや自身の活動、安倍政権の身勝手な解散について訴えた。