「憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認を断固許さない決議」 クリックで拡大(PDFダウンロード)

7月1日、民主党栃木県連は集団的自衛権の行使容認に関する閣議決定について、緊急幹事会を開催し議論した。

参加した役員からは「安倍内閣の暴挙であり大変遺憾」、「平和主義であるからこそ、ここまで繁栄し、国際的評価を受けてきた」と、今回の閣議決定に憤る声ばかりが上がった。
栃木県連は、安倍内閣の横暴に強く抗議し、「憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認を断固許さない決議」を満場一致で採択した。

これを用い、国民へ強く訴えるとともに、民主党本部に対し挙党一致で行動するよう要請する。

民主党栃木県連は、6月23日に開催した「第4回県連幹事会」において、来春行われる統一地方選挙第1次公認・推薦候補予定者を決定した。
その後、記者会見を行い、第1次公認・推薦候補予定者12名を発表。
福田代表は「第1次公認・推薦については、現職を先に申請したが、新人発掘や空白区の候補者擁立も引き続き行っていく」と、今後の候補者擁立にも意欲を見せた。

「2015年統一地方選挙 第1次公認・推薦候補予定者決定!!」 クリックで拡大(PDFダウンロード)

栃木県へ要望書の提出 (左から)斉藤孝明県議、鈴木誠一副知事、佐藤栄県議、駒場昭夫宇都宮市議

宇都宮市へ要望書の提出(左から)桜井鉄也行政経営部長、真壁英敏宇都宮市議、駒場昭夫宇都宮市議、小平美智雄宇都宮市議、斉藤孝明県議

6月16日の夕方および17日の昼頃から夕方にかけて、栃木県内において大気が非常に不安定になり、県央部を中心に激しい雷雨に見舞われた。
宇都宮市においては、1時間あたりの最大雨量74ミリメートル、2日間の総雨量179ミリメートルを観測する記録的な豪雨となり、宇都宮市各地で浸水被害や土砂災害が発生。一部地域では避難勧告が発令される事態となった。

6月20日、民主党栃木県連および、県議会会派の民主党・無所属クラブ(代表:佐藤栄)、宇都宮市議会会派の市民連合(代表:真壁英敏)は、これら深刻な事態の対策のため、緊急現地調査を行った。

16日夜に宇都宮市塙田の八幡山公園東側の斜面で発生した土砂崩れは、幅18m、長さ7mにもおよび、流出した土砂で空き家が全壊した。
発生時には、10世帯28名が避難したが、現在は9世帯26名を対象に一部解除された。しかし、2世帯4名については、今なお避難勧告が継続されており、避難所から市営住宅へ入居した。この斜面は、今月19日に擁壁工事が着工される予定であった。
また、八幡山公園内の散策路がある斜面3ヵ所においても、それぞれ幅6-8m、長さ15mにわたって崩れ、宇都宮市は18日以降、付近の立ち入りを禁止して応急処置を施している。
宇都宮市の担当者からは、「宇都宮市は16日間降雨が続いている。被害の拡大を防ぐよう対策は行っているが、地盤が緩く予断を許さない状況」と厳しい表情を見せた。

頻繁に発生しているゲリラ豪雨への対処対策として、同日、民主党栃木県連および、県議会会派の民主党・無所属クラブ、宇都宮市議会会派の市民連合は、県と宇都宮市へ「豪雨による被害への対応に関する緊急要望書」を提出。
今回の豪雨災害による住民への影響を最小限に抑え、さらなる防災・減災体制の強化を求めるために強く要望した。

参加メンバー:佐藤栄県議、斉藤孝明県議、工藤正志宇都宮市議、今井恭男宇都宮市議、真壁英敏宇都宮市議、駒場昭夫宇都宮市議、山本正人宇都宮市議、小平美智雄宇都宮市議、田城郁参議院議員(秘書)

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

土砂崩れ現場視察

栃木県河内農業振興事務所にて説明を聞く (左から)佐藤栄県議、斉藤孝明県議、松井正一県議、今井恭男宇都宮市議、田城郁参議員秘書

6月5日から9日にかけて降り続いた大雨により、栃木県内の二条大麦、六条大麦等に甚大な被害が及んだ。
5月下旬から高温の日が続いたことも影響し、実が穂についた状態で発芽する「穂発芽」が県内全域で発生。発芽した麦は品質が落ち、ビール原料として出荷できなくなる。

栃木県農政部農政課の発表による被害総額は約23億円。そのうち、収穫量日本一の二条大麦が大半を占め、二条大麦の被害額は年間産出額33億円(2012年産)の6割に相当する19億5600万円に上った。また、六条大麦などでも同様の被害が出ている。

民主党栃木県連は、6月16日栃木県河内農業振興事務所にて、県内の被害状況のヒアリングおよび、宇都宮市内の二条大麦の圃場を訪れ被害状況に関する現地調査を実施した。
担当者からは「前代未聞の自然災害。円滑な経営再建に向けて、早期に農業共済金が支払われるよう、関係団体へ適切な指導を行う。」と説明。被害範囲は県内において5000ヘクタールを超えており、深刻な状況が報告された。

民主党栃木県連(代表:福田昭夫)および民主党・無所属クラブ(代表:佐藤栄)は、福田富一栃木県知事に対し、「大雨による二条大麦等の穂発芽被害に関する緊急要望書」を提出。今回の被害は極めて甚大であることから、次期作に向けて耕作意欲を減退させないよう適切な営農指導を行うことや早期に農業共済金が支払われるよう要望した。

【県連役員参加者】佐藤栄県議、松井正一県議、斉藤孝明県議、今井恭男宇都宮市議、田城郁参議院議員(代理)

被害状況現地視察

被害状況現地視察

被害状況現地視察

被害状況現地視察

被害状況現地視察

講演に聞き入る参加者

5月24日、民主党栃木県鹿沼市支部(支部長:松井正一県議)は鹿沼市内において、「民主党栃木県鹿沼市支部講演会」を開催した。

民主党の政策内容や現在、日本が直面する課題について多くの方に知っていただくことを目的に企画された当講演会に、約100名の党員、サポーターが出席。
2つの講演を通じ、問題意識の共有や民主党の信頼回復に向けた今後の取り組みを双方で確認した。

最初の講演は、徳永エリ参議院議員(北海道選出)を講師に「安倍政権における農政の本当のねらい」と題し行われた。
遠路駆けつけてくれた徳永議員は、北海道内で毎週末、農家やJAを訪問し国の農政問題について勉強会を開催していることを紹介。
また、現在の政府与党の農業政策について「JAや農業委員会等を解体する方向に進んでいる」と指摘。そのうえで、「全国の農家を守るのは民主党の農業政策にほかならない」と民主党が掲げる戸別補償制度の必要性を力強く訴えた。

続いて、「我が国の大きな課題と考えられる対応策」をテーマに、福田昭夫衆議院議員(県連代表)の講演が行われた。
福田衆院議員は、将来推計人口、国税の負担割合、所得税率等、今後の推移を具体的に示した上で、日本が遠くない将来に人口減少による深刻な問題が多くの分野に波及することを示唆した。
このような社会現象を乗り切るためには「財政健全化を図りながら、経済と財政の調和をとることが必要だ」と力説した。

2つの講演終了後、参加者からは農家を切り捨てる現政権の方策に憤る声や、民主党の再生に向けた取り組みが未だ不十分であるとの声、さらにはもう一度民主党を中心とした二大政党制の実現を求める声など、多数あがった。

松井支部長は、終了後の会見で「大変有意義な講演会となった。対話することでしか得られない貴重な意見を党運営に必ず反映し、民主党再生をここ鹿沼から実現する」と語った。

【出席した民主党栃木県連役員】
福田昭夫衆議院議員(県連代表)、松井正一県議(県連幹事長)、大貫毅鹿沼市議(県連常任幹事)

講演する福田昭夫県連代表

あいさつに立つ松井正一支部長

講演する徳永エリ参議院議員