2月24日党本部定期大会終了後、本部青年委員会「第1回11ブロック代表者会議」が開催された。
本県からは、落合誠記青年委員長が出席した。
冒頭、津村青年委員長から「参議院選挙は必ず勝利しなければならない。そのためには、議員だけの活動ではなく、若者や経営者、団体など周囲を巻き込んだ活動、事業を行っていく必要がある。海江田代表のもと、私たちも『靴底減らし運動』を積極的に行っていきましょう。」とあいさつ。
その後、次第に沿って議事が進み、参加議員から活発な意見が出された。
1月24日(水)、民主党栃木県連(代表:谷博之参議院議員)と「民主党・無所属クラブ」(代表:佐藤栄県議)は、県庁・特別会議室にて連名による「2013(平成25)年度県当初予算及び政策推進に関する要望書」を福田富一栃木県知事に提出した。
佐藤栄代表は、まず栃木県知事が地方公務員給与の削減反対の意思表明をされたことに敬意を表した後、「今後も全国知事会等と連携しながら地方交付税の確保に最善の努力をしていただきたい。」とした。また、「今後の国の予算編成の動向を注視すべきである。」としながらも、「公共事業中心の景気対策について、これまでの経過をみると地方財政に少なからぬ影響を及ぼす。」と指摘。その上で、「『財政健全化取組方針』の策定にあたっては、これらの点を明記しつつ財政の健全化を堅持してほしい。」と要望した。
これらの要望について、2月6日(水)、県庁・特別会議室で回答した。福田知事は「平成25年度は、景気に改善の兆しがみられることから、県税収入が増となる一方、国の地方財政対策における地方公務員の給与削減に伴い、地方交付税と臨時財政対策費を合わせた実質的な地方交付税は減となる。」と現状を説明。平成25年度当初予算は、「財政健全化への着実な取組により、財源不足額を実質収入の範囲に収め、収支均衡を達成できる見込みである。」とした。
<要望内容>
【各部局への具体的な要望事項】 | |
1.総合スポーツゾーンの全体構想について | 15.県制度融資の利用促進及び企業立地戦略の充実について |
2.財政の健全化について | 16.既存企業の撤退(事業規模縮小)をさせないための定着促進策について |
3.地方交付税の確保による財源確保について | 17.「フードバレーとちぎ」の推進について |
4.新しい公共支援事業について | 18.観光政策の推進について |
5.福島第一原子力発電所事故に起因する放射性物質による汚染等の被害対策について | 19.青年技能者技能競技大会(技能五輪全国大会)及び全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)の誘致について |
6.「防災に関する条例」の制定について | 20.原発事故の風評被害に負けない本県農業の確立について |
7.県内消防救急無線のデジタル化に向けた共同整備について | 21.新規就農者の確保並びに育成対策について |
8.未来につなぐ環境戦略の促進について | 22.食肉流通対策と畜産振興について |
9.EV・PHVタウン構想について | 23.社会資本整備と防災・減災対策について |
10.中山間地域対策と野生鳥獣害対策について | 24.いじめ対策について |
11.森林・林業・木材産業政策の更なる充実について | 25.体罰問題への対応・対策について |
12.「回復期のリハビリ専門病院」の整備拡充について | 26.学校指導力強化対策事業について |
13.「介護老人保健施設」の整備拡充とリハビリ「専門スタッフ」の確保・育成について | 27.交通事故抑止対策について |
14.薬物乱用防止対策について |
<要望に対する回答>
海江田万里民主党代表は2日、本県を訪れ、特養老人ホームの視察や党員・サポーターとの対話集会、さらには県連役員、連合栃木役員との意見交換を行った。
民主党が再び国民の皆様の期待に応じられる政党に再生するため、海江田代表は地方行脚を開始。第1弾として今回の訪問となった。
本県選出の県連代表・谷博之参議院議員、県連常任顧問・簗瀬進前参議院議員らの案内で最初に向かったのは宇都宮市内の「特別養護老人ホーム高砂荘」。
当施設理事長と事務局長の案内で施設内を見学し、途中、介護用の様々な設備や道具を実際に操作するなどした。
その後、スタッフや入居者、ご家族らと車座で行った意見交換では、「入居してしばらくは寂しい思いをしていたが、今は多くの仲間に囲まれ毎日が楽しい(入居者)」、「つらい、きついといった声があるが現場は楽しく充実している。ぜひ政治の世界からもこのことを発信していただきたい(スタッフ)」、「これだけ親切、丁寧に接していただけるスタッフの方々の待遇面を充実してあげて欲しい(入居者家族)」等、多くの意見が出された。
【特養老人ホームの視察風景】
視察後、海江田代表は宇都宮市内のホテルで『党員・サポーター対話集会』に出席。
海江田代表は、「(衆院選の)敗因の一つは、党のまとまりの欠くバラバラ感だ。心一つになれる綱領を24日の党大会で示したい。その後は参院選にまっしぐらだ」と強調した。
参加者からは、「無党派層や若い人の支持をどう獲得するか、労組と協力すべきだ」「地方議員がいないと国政選挙は戦えない」「老練な政治家を育てないと官僚に翻弄されてしまう」との声が上がった。
海江田代表は「民主党の立て直しには地方議員の方々が大切。国会議員がいなくなった総支部ではその議員を中心に総支部を運営していただいて民主党の再生をはかっていかなければならない」と述べた。
対話集会には党員ら100人以上が参加した。
【党員・サポーター対話集会風景】
会場を移して行われた『県連役員との意見交換会』で谷県連代表は、「この難局な中、皆が心一つにして、どう民主党を再生していくのかがポイントである。連合をはじめとする協力組織の強化・民主党支持者の再結集、無党派層や他の政党に切り込み、このような戦いの中で中央と一緒になって党の再生を図っていきたい」と決意を述べた。
海江田代表は「今回の参議院選挙に勝つことが徹底的重要課題であり、この栃木の選挙区を死守しなければならない」と次期参院選の重要性を訴えた。
1月23日(水)、民主党栃木県連は、指定廃棄物最終処分場の候補地に選定された矢板市塩田にて現地視察および意見交換を行った。
谷博之県連代表は意見交換の冒頭、「今後、どんなことで力を合わせていけるか真剣に考え、取り組んでいく」とあいさつ。
建設反対を訴える住民約50名の中から、候補地選定の基準や方法の開示、特措法の内容の見直し、さらには風評被害による若者の流出を懸念する声などがあがった。
谷代表は、出された多くの意見を受けて、政府主導で進められた今回の選定方法を反省しているとした。
また、「思いを是非共有したい。問題が多いことを認識したので、今後、県連としても協議を進める」と述べた。
参加した県連役員:谷博之参院議員、福田昭夫衆院議員、田城郁参院議員、斉藤孝明県議会議員、中村久信矢板市議会議員、大貫毅鹿沼市議会議員、隅内正美上三川町議会議員
11月11日(日)から12日(月)の2日間、都内にて「女性議員ネットワーク会議 総会・研修会」が開催された。
全国各地から約60名の女性自治体議員が出席し、栃木県からも福田智恵宇都宮市議会議員と事務局が参加した。
まず、全体会において蓮舫国民運動委員長が「男女共同参画という形で女性だけが集まることはやめにしませんか。男性も一緒に聴収して、学んでもらわなくては意味がないこと。今回の総会・研修会は本音で語る会としていきたい。」とあいさつした。
初日の研修会では、中川正春前内閣府男女共同参画担当大臣が「成長戦略・女性活躍による経済活性化について」、佐村知子内閣府男女共同参画局長より「男女共同参画の取組みについて」、林久美子国民運動委員長代理が「社会保障・税一体改革における子ども子育て支援策について」と題しそれぞれ講演した。
パネルディスカッションでは、「議会改革」をテーマに、ICTを利用した議会改革の取り組み事例として、ソフトバンクテレコムの方がiPadを全議員が保有している佐賀県議会を挙げた。また「通年議会」については、三谷哲央三重県議、山田朋子長崎県議より、通年議会の仕組みとデメリットについての報告があった。
2日目の研修会では「災害と女性」をテーマに、岡崎トミ子参議院議員が「男女共同参画の視点からの防災復興の対応について」の講演。「防災会議への女性参画について」の事例報告を北岡ちはる京都府議が行った。
次に、馬淵澄夫政調会長代理が「マニフェストと復興・原発・エネルギー政策等について」の説明をした。参加者からはマニフェストに関する要望や意見などが多く出された。
総会では、一川保夫幹事長代理が党本部を代表してあいさつし、「マニフェストでできなかったことはきちんと反省し、意見を真摯に受けとめていきたい。そして、それを糧に国民皆様の期待に応えられる政策を推し進めていきたい。」と述べた。
そして、行動計画およびアピールを決議。野田代表へ宛てた「民主党女性議員ネットワーク会議の体制及び充実を求める要望書」を議決した後、一川幹事長代理へ手渡した。また、今年はブロック世話人の改選年であり、北関東ブロックからは福田智恵宇都宮市議会議員が選任された。